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これが鋳造用木型(実物)です。-続・砂型鋳造の基礎知識。-

有難いことに、鋳造用木型について検索され
このブログを訪れていただいた方もおられるようですので
今回あらためて、30年以上前に先代が製作した見本を使って、
もう少し詳しく説明をさせていただきます。

木型見本(1)

こちらが、弊社が社外向けの説明の際などに使っている
鋳造用木型(実物)です。
木材の材質は、姫小松(ひめこまつ)を使用しています。
最近は木型に使われる桧(ひのき)・姫小松(ひめこまつ)
・紅松(べにまつ)等、加工に適した良材の入手が難しくなっています。

ちなみに鋳造用の木型は複雑な形状の鋳物(いもの)を製作できるように
工夫されており、こちらの木型は中央部で分割をしています。

木型を分割したところ

向かって左側の木型には小さな突起が、そして右側の木型の同じ箇所には
小さな穴があいているのがわかりますか?
これはダボといって、位置決めにしています。
2つの木型を合体させてみると、こんな形になります。

木型を合体させたところ

さらに別の角度から撮ってみると、こんな感じ。

合体後の木型(別角度)

上の写真の一部に、巾木(はばき)と書かれている部分がありますが
これは、中に空洞がある鋳物を作る時にはとても重要な部分です。
(これについてはまた、別の機会に)

そして。これらの木型を使って作られた鋳物がこちら。

鋳造後の鋳物

鋳造に使われている木型がどういうものなのか
なんとなくお判りいただけましたでしょうか?

今回の見本のように中に空洞があるような鋳物を作るときには
また別の木型が必要になるのですが、今回のお話はここまでにしておきます。

この続きはまた別の機会に、ということで。<(_ _)>




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2019年02月18日 Posted byみるいず at 16:19 │Comments(0)ものづくり

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