ねじの話。
こちらが私共、
株式会社Takayanagiの作業場の一角にあるねじの棚。
ひとつひとつの引き出しにそれぞれ違うねじが入っていますから
ざっと
300種類以上のねじが、ここに収められていることになりますね。
この写真を見て、慣れない方だと
『え?ねじってそんなに種類があるの?太さと長さが違うだけじゃないの?』
なんて疑問に思うかもしれませんね。
そこで今回はねじの話を
(あまりややこしくならない程度に)ざっくりと
書いてみようと思います。
(厳密にいうと、ねじにはおねじ
(軸の方)とめねじ
(穴の方)がありますが、
今回はおねじの話です。
おねじはボルトとかビスとか呼ぶこともありますね。)
わかりやすいところをざっと見渡しただけでも、ねじの分類には
- 径と長さ
- アタマの形(なべねじ、皿ねじ、六角ねじなど)
- 頭部の穴の形(十字穴、すりわり、六角穴など)
- ねじのピッチ(ねじ山どうしの間隔のこと、並目や細目がある)
などがありまして。
たとえばアタマの形でいうと、なべねじが幅広く使われているのですが
ねじの頭が出っ張らない皿ねじや
強い力がかかる場所に使われる六角ねじなど
ねじを締めた後の形やかかる力の強さなどによって、使いわけをします。
頭部の穴の形についても、同様のことが言えますね。
マイナスドライバーを使う『すりわり』や
プラスドライバーを使う『十字穴』のほかに
六角レンチを使う『六角穴』など、こちらも締め付ける力の強さ等によって
使いわけがされています。
さらに、ねじ山の間隔が一般的な並目
(なみめ)に対して
ねじ山の間隔が狭いので強く締まり、並目よりねじが緩みにくい
細目
(さいめ)という規格もあったりしますね。
使うねじを選ぶということは、ものづくりに掛かるコストを必要最小限に抑え
その上で製品に必要な性能を満足させるうえでも、とても大切なこと。
こういった精査は、ものづくりに関わる企業では
それぞれ、ごく当然に行われていることなのですが。
これらのねじは私共、
株式会社Takayanagiにおいても
ねじ一本一本に至るまで、細部にわたって気の配られた
丁寧なものづくりが進められているという証
(あかし)でもあるんですね。
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