無から有を生み出す仕事(2)。
さて。
前回に予告しましたように、今回から数回に分けて
私共
(株)Takayanagiオリジナルの
小型電気自動車 miluira(ミルイラ)の
誕生までの流れを追いながら、弊社の
“無から有を生み出す仕事”について
詳しく見ていくことにしましょう。
工程(1) 企画立案
前回も、こちらの絵をお見せしましたが
miluiraの誕生はまず、こちらのラフスケッチから。
製品のコンセプトとしては
- 日常の足として使える、一人乗りの超小型電気自動車
- クラシカルでスタイリッシュなデザイン
- 見て乗ってワクワク感を感じていただける次世代ヴィークル
(miluira公式サイト プレスリリースより抜粋)
こういったコンセプトを基に、何枚ものラフスケッチが描かれていきます。
ちなみにmiluira(みるいら)というネーミングは
浜松を含む遠州地方の方言「みるい」と「ら」を繋げた造語。
「みるい」…幼い、未熟な、新芽のような若さ。
「ら」…「~でしょ?」と同じ。
スタートラインに立った車が、これからも進化し続けるようにという
思いを込めて名づけられました。
(miluira公式サイト プレスリリースより)
工程(2)車格ならびに性能の決定
一般道を走るクルマではない、ということでしたら
車全体の大きさだとか、車そのものの性能とかはまったく気にせずに
作ってしまってもいいのですが、私共のmiluiraは
一般公道を走るクルマです。
ということは道路交通法に従って
車のボディサイズや(エンジン車の場合は)エンジンの排気量など
その決められた車格に適合した車でないといけない、ということなんですね。
私たちのアイデアを単なる“机上の空論”で終わらせない為に
こういった検証作業も、確実に行う必要があります。
ちなみにmiluiraの場合は、原動機付自転車一種の規格に則って
設計されていますので、エンジン車の場合は排気量50ccまで
電動モーターの場合は定格出力が0.6kw以下、という規格になっています。
他にも全長や高さ、ホイールベースなど、細かな規格があるんですね。
もちろんmiluiraは、この原付一種四輪の規格をばっちりとクリアしています。
詳しくは
miluira公式サイトの主要諸元のページをご参照ください。
関連記事