日本と世界の電気自動車事情(3) 日本における電動車販売台数
この連載では今までに、
- 日本では2035年までに、新車販売で電動車100%の実現を目指している
(ただし電動車にはハイブリッド車も含まれる)
ですとか
- 海外では、ハイブリッド車も規制の対象にしようとしている国や地域も
いくつか見受けられる
といったお話を書いてきました。
そこで今回は。
ハイブリッド(PV・PHV)車と、ピュアEV&FCVをきちんと分けた上で
日本国内における電動車の販売台数は今、どうなっているのか?
今年1月12日に掲載された、日刊自動車新聞『2020年1~12月の
電動車販売台数(乗用車)のデータを基に、電動車の比率を見てみましょう。
◇◆◇◇◆
日本自動車会議所のサイトによると
昨年販売された乗用車
(軽自動車を含む)全体のうち、
ハイブリッド車
(HV)や電気自動車(EV)等の電動車の販売比率は
36.2%。
新たに販売された乗用車のうち、
3割以上は電動車ということですから
これは、まあまあ良い数字と言えるかもしれません。
ただ。データを細かく見ていくと
昨年の電動車販売総数1,377,641台(軽自動車も含む)のうち
輸入車他42,419台を除いた国産車が、1,377,641-42,419=
1,335,222台。
そのうちEV(14,604台)と燃料電池車FCV(761台)の合計は
15,365台。
つまり昨年販売された国産の電動車の中で
今後、海外の様々な国や地域で規制の対象になる可能性が高い
ハイブリッド(HV・PHV)車が、昨年の販売総数の大部分を占めており
ガソリン不要で走れるクルマは
まだ1%ほど、という
オドロキの結果が読み取れるわけですね。
参考サイト
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