Takayanagi ってどんなことができるの?
弊社は木型製造から始まったものづくり集団です。
データ作成から製品にいたるまでをトータルサポートしています。


【鋳造品】
データ作成→型作成→鋳物→後加工→納品

【FRP・CFRP】
データ作成→型製作→成形→塗装→納品

【検査治具】
データ作成→治具作成→精度評価→納品

【木材・アルミ加工】
データ作成→加工→手仕上げ→納品

【3次元測定】
図面がない商品の形状データ化→CAD化→納品
        出張サービス


【小ロッド量産 対応いたします】
1個~数十個程度/月


詳細はこちら http://tmodel.hamazo.tv/e5502521.html


  

コンバートEVプロジェクト進行中!(3)

先日、昨年11月の下旬に当ブログに書いた
弊社コンバートEVプロジェクトについてですが、
あれから少しづつ進んでいますので、ここで途中経過のご報告です。

こちらが、赤ボディの一号機。
前回ご紹介しました、下地塗り&全塗装を終えた筐体ですね。

TakayanagiコンバートEV一号機

これまでの作業で動力系はすべて、まるっと外されている状態です。


そしてこちらが、黒ボディの二号機。
やはり動力系はきれいさっぱりと抜かれて、次の工程を待っている段階です。

TakayanagiコンバートEV二号機


一号機、二号機ともに現在、弊社の一角で
EV(電気自動車)として新たな生命が吹き込まれる日を待っているところです。
またなにか進展がありましたら、このブログでご報告しますね。
  


2023年01月20日 Posted by みるいず at 10:13Comments(1)電気自動車事業内容

EVあるある(5)

実際に、ピュアEVを10年以上の長きにわたって走らせてきた私共の経験から
電気自動車やスマホなどのバッテリーをできるだけ長持ちさせ、
劣化も抑えて使うためのノウハウをお伝えしてみましょう
、という
連載『EVあるある』、おひさしぶりの、第5話です。



EVあるあるその5.急速充電は出来るだけ避ける。電池の劣化が激しい。


たとえば、スマホにつないで使うモバイルバッテリー。
“急速充電対応”と謳って(うたって)いる商品もありますね。

特に外出先とかで、バッテリー切れに悩まされた経験があるひとなら
『急速?短い時間で充電できるの?欲しいっ!』ということで
ついつい飛びついちゃうんじゃないかと思うのですが。

でも。
バッテリーを急速充電すると劣化するという噂も、ネットではちらほらと。

なぜ急速充電はバッテリーの劣化を早めると言われてしまうのか?
そもそも急速充電ってどんなしくみなのか?
かんたんに解説してみましょう。

急速充電とは、ひとことで言うと
充電時に流す電流を多くして、充電のスピードを上げる技術のこと。

人間でいうと、疲れを感じた時にエナジードリンクを飲んで
一気に元気を取り戻そうとする行為に、近いのかもしれません。

ちなみにみなさんの中には
エナジードリンクを飲むと、体がほてったりする方も
いるかもしれませんね。

実はこの“発熱”がバッテリーの寿命を縮めてしまう、大敵なんです。
バッテリーは化学反応によって電気を蓄えているしくみですから、
発熱してしまうと、その性能が落ちてしまうんですね。

特にスマートフォンのバッテリーは、その電圧と電流にいくつかの規格があり
それが合っていない急速充電器をつなぐと、発熱だけでなく
発火する危険もあります。
しかも人間でいうと、薬によって無理やり心拍数を上げるのと同じですから
どうしても寿命を縮めてしまうんですね。

で、結論。
  • 急速充電はバッテリーの劣化を早める可能性がとても高いので、ご使用は最小限に
  • もしどうしても急速充電器を使いたい場合は電圧・電流等、必ず規格が合ったものを使いましょう

ちなみにこの説明は、EVのバッテリーについても同じことが言えます。
バッテリーって、意外とデリケートな機器なものですから
無理をさせないで、優しく使ってあげたいですね。

参考サイト
・スマホの急速充電はバッテリーによくない?正しい充電の方法を知ろう 【スマホ修理王】
 https://flash-agt.com/blog/tips/47661


ミルイラ(後方から)

  


2022年12月05日 Posted by みるいず at 15:19Comments(0)電気自動車

コンバートEVプロジェクト(2) さらに進行中です。

以前に。
弊社コンバートEVプロジェクトが着々と進行中で
板金塗装業者さんのもと、下地塗り&塗装のまっ最中ですよー、という
記事を公開した訳ですが。

先日、そのコンバートEVのベースとなる車体が
下地塗り&全塗装を終え、きれいにお色直しを済ませて
(株)Takayanagiに帰ってきました。

車輛搬入

実はこれまでの工程で、エンジン周りや電気系統などを
すべて外してしまったものですから
今はむき出しのボディに、ステアリングと足まわりだけが残っていて
ハンドルを切りながら、手で押して動かせるだけ、という
いわば“素クルマ”の状態ですね。

ベース車両/ボンネット

ベース車両/運転席

この状態から、弊社の得意分野である三次元測定データを基に
バッテリーやモーターなどの駆動系、そして必要な装備を組み込み、
新たなEV(電気自動車)として、進化を遂げていくことになります。

ベース車両待機中

今は弊社の一角で、静かにその時を待っている状態ですが
またなにか進展がありましたら、このブログでご報告しますね。  


2022年11月25日 Posted by みるいず at 10:53Comments(0)電気自動車事業内容ものづくり

コンバートEVプロジェクト、現在進行中。

これまで。
他の企業様の視察をお受けしたり、とか
ビジネスマッチングフェアで動画を公開したりで
ちょこっとずつ紹介してきた、弊社のコンバートEVプロジェクトなのですが。

実は現在も着々と進んでいるものですから、その画像を一部公開です。

コンバートEV板金塗装中(1):前から

ちなみに、コンバートEV(コンバージョンEV・EVコンバージョン)とは
> ガソリンエンジンやディーゼルエンジンの自動車から
> エンジンやマフラー、燃料タンクなどを取り除き、
> 電動機や電池を取り付けた電気自動車。

をさす言葉。
ウィキペディアより抜粋

このたび私共がコンバートEV化を進めているベース車両が
実は、内外装ともにとても損傷が激しいものですから
現在、板金塗装業者さんのもとで、下地塗り&塗装の作業中でして。
その様子を写したのが↑の写真ならびにこちら↓の写真です。

コンバートEV板金塗装中(2):後ろから

最近はテレビCMも、特に多く見かけるようになり
新型車輛も少しづつ手に入りやすくなった感のある、電気自動車ですが
こうして従来の車両をEV化できれば、さらに電動化が進みそうですね。

その一端を担えるよう、弊社のものづくりも着々と進められています。
  


2022年11月04日 Posted by みるいず at 11:30Comments(2)電気自動車事業内容

学生フォーミュラ日本大会2022。

2022年9月6日(火)~10日(土) の5日間。
学生自らが企画して製造する小型フォーミュラマシンを駆使して
そのアイデアや性能を競う、学生フォーミュラ日本大会2022
小笠山総合運動公園・エコパにて開催されました。

実は学生フォーミュラ日本大会は、コロナ禍の影響を受けて
2020年から2年にわたっては開催されていなかったものですから、
今年の第20回は、3年ぶりの開催となります。

ひさびさに私共、株式会社Takayanagi
8日(木)~10日(土)の3日間、この大会の企業ブースに出展してきました。

第20回学生フォーミュラ日本大会 企業ブースに出展

今年の日本大会において、特に嬉しいニュースは、
大会過去最多の14校がエントリーしたEV(電気自動車)部門において
地元の静岡理工科大学チームが、7年ぶり4度めの優勝を果たしたこと。

静岡理工科大学優勝のニュース/2022年90月22日静岡新聞より
※2022年90月22日静岡新聞より抜粋


弊社のように、静岡県でモノづくりに携わる企業として
そして、さらに小型電気自動車の開発を手掛ける私共にとって
このような地元の若い方たちのご活躍は、とても心強く感じられますね。  


2022年09月30日 Posted by みるいず at 09:48Comments(0)電気自動車展示会

ビジネスマッチングフェア2022 出展報告。

2022年7月27日(水)、28日(木)の2日間にわたって開催された
ビジネスマッチングフェア in Hamamatsu 2022
私共、株式会社Takayanagiも出展し、おかげさまで
好評のうちに展示を終えることができましたので、ここにご報告です。

ちなみに、弊社がブース出展させていただいたA-8という場所は
なんと会場入口から見て、ほぼ正面という超好ポジション。

会場入口からTakayanagiブースを見たところ

おかげさまで多くの方にご訪問をいただき、弊社の今回の展示の目玉だった
コンバートEVについてのプロモーションも流すことができました。

今回のTakayanagiブース

なお今回のブース展示は
昨今の新型コロナウイルス感染拡大を抑止する狙いから
これまで同フェアにて行われてきた展示よりも、ちょっと小規模でしたが
また、様々な場所で私共の企業活動をみなさまにお見せできる機会が
あることでしょう。

今後もいろいろな方々に、弊社の挑戦をお伝えしていきます。
  


2022年07月29日 Posted by みるいず at 14:45Comments(0)電気自動車展示会事業内容ものづくり

ビジネスマッチングフェア in Hamamatsu 2022出展!

先日、こちらの記事でも予告しましたが
きたる2022年7月27日(水)・28日(木)の2日間、
アクトシティ浜松 展示イベントホールにて、
第15回ビジネスマッチングフェア in Hamamatsu 2022 が開催されます。

私共株式会社Takayanagiは、そちらに今回も出展することになりました。

ビジネスマッチングフェアサイト画像

フェアの詳細は以下の通り
  • 名称:第15回ビジネスマッチングフェア in Hamamatsu 2022
  • 開催日時:2022年7月27日(水)/28日(木) 10:00~17:00
    ※28日(木)は16:00に終了します。
  • 主会場:アクトシティ浜松 展示イベントホール


ちなみに、私共の出展ブースはA-8

ビジネスマッチングフェアリーフレット画像
※画像をクリックすると、pdfファイルが表示されます。

会場入口からほぼ正面にあたる、とても目立つ場所で
みなさまのご来場をお待ちしています。

新型コロナウイルスへの感染対策も十分に留意しながらの
2019年以来となる、3年ぶりのリアル開催ということで
これまでとは、多少出展の形式が変わりますが
今まで皆様にお見せしてこなかった、弊社の新しいムーブメントについて
公開するべく、準備を進めております。

より多くの皆様のご来場を、心よりお待ちしております。
  


2022年07月19日 Posted by みるいず at 14:50Comments(0)電気自動車展示会

EVあるある(4)

7月に入り、気温が尋常じゃなく上がってきたせいか
今年は節電に対する呼びかけも、例年に増して頻繁に聞かれるように
なった気がします。

みなさんが電気自動車やスマホに使っているバッテリーも
より長持ちする使い方を意識してみましょう、ということで
EVあるある、連載の第4回です。



EVあるあるその4.残り30%程度で充電する。


前回。この連載の第3話でも、過充電や過放電を防ぐために
バッテリーが空っぽになってからフル充電するのは避けましょう、という
話題に触れた訳なのですが。

この連載をお読みの方の中には
「え?バッテリーは、まだ容量がじゅうぶんに残っているのに充電する、
 いわゆる“つぎたし充電”を繰り返すと、だんだんと
 電池に蓄えられる容量が減っちゃうんじゃないの?」
と考えている方が、
まだいらっしゃるかもしれませんね。

実はこういった考え方は、何年か前までのおはなし。
過去によく使われていたニッケル水素充電池では
いわゆるメモリー効果があり
つぎたし充電を繰り返すと、容量が減ってしまいましたが
現在広くに用いられているリチウムイオン電池では、メモリー効果は
かなり抑えられているようです。
過放電を防ぐ意味でも、残り20~30%程度を目安に
充電するようにした方が、バッテリーが長持ちするようですね。

miluira左後ろから撮影

参考サイト
  


2022年07月01日 Posted by みるいず at 17:09Comments(0)電気自動車

EVあるある(3)

先日。
三菱自動車が発表した新型軽EVに、予想をはるかに上回る
先行受注がありました。
と報じられるなど、ここ数ヶ月の間にもますます
注目度の高まりが感じられる電気自動車。

そこで。
EVへの買い替えを考えている方々にもお役に立てるように
バッテリーの寿命をできるだけ伸ばすためのポイントをご紹介する
連載『EVあるある』、その3です。



EVあるあるその3.充放電は適度に繰り返したほうが電池が長持ちする。


バッテリーは“内部で化学反応を起こして電気を蓄えておく製品”ですが
あまり使わないでおくと逆に、化学反応を起こす力が弱まってしまいますね。

前回、このブログでお話した過充電や過放電が心配されますので
空っぽになってからフル充電するというのは、当然お勧めしない訳ですが
多くのサイトではだいたいの目安として
“残り20%になったら充電し、80%程度までの充電にとどめておく”というのが
推奨されているようです。

どんな充電池にも、充放電の繰り返し回数(サイクル)が決まっているのですが
やはりこまめに使って、こまめに充電してという用法のほうが
バッテリーにやさしい使用方法と言えそうですね。

Miluiraイメージ-横から


参考サイト  


2022年06月17日 Posted by みるいず at 10:44Comments(0)電気自動車

ビジネスマッチングフェア in Hamamatsu 2022に出展することになりました。


一昨年はウェブ出展のみ、そして昨年は開催中止と
新型コロナウイルスの影響を受け、2019年以来
広い会場での展示が叶わなかった、県西部地区最大級の企業展示会
ビジネスマッチングフェア in Hamamatsu

第15回ビジネスマッチングフェア in Hamamatsu 2022 公式サイトスクリーンショット

第15回となる今年、すこし形態は変わりますが
3年ぶりに、アクトシティ浜松 展示イベントホールでの開催に向けて
出展者募集がありました。

で。
このイベントの当初から、例年出展していた私共(株)Takayanagi
第15回ビジネスマッチングフェア in Hamamatsu 2022 に
出展することになりましたので、その告知です。おすまし

第15回ビジネスマッチングフェア in Hamamatsu 2022 チラシ

開催は一ヶ月以上先になりますが、詳細は以下の通り。
  • 第15回ビジネスマッチングフェア in Hamamatsu 2022
  • 開催日:2022年7月27日(水)7月28日(木)
  • 会場:アクトシティ浜松 展示イベントホール


弊社も、2年の空白を経ての出展ということで
これまでお見せしてこなかった新しい動きを、来場者の方々に
お見せできるよう、準備を進めております。

詳細はまた開催が近づきましたら、後日このブログでも告知していきますので
楽しみに、お待ちくださいね。  


2022年06月10日 Posted by みるいず at 11:33Comments(0)電気自動車展示会

バッテリーフォークリフトが導入されました。

先週、私共(株)Takayanagiに、バッテリーフォークリフトが導入されました。

バッテリーフォークリフト搬入

さっそく弊社の技術者らを対象に、メーカーの方に
操作説明をしていただきました。





ブログの写真だけでは違いが分かりにくいかもしれませんが
これまでのエンジン式のフォークリフトと比べて動作音がとても静かですし
シートを上げたら、バッテリーがびっしりと積まれているのが見えますね。

バッテリーが並んでいます

このバッテリーフォークリフトは、弊社業務にそのまま活用されるだけでなく
電動車の技術が導入されることで、企業活動にどのような効果が
もたらされるのかを、身をもって体感することができますね。

本機によって得られたノウハウが、弊社の小型電気自動車 Miluiraにも
今後、活かされていきます。
  


2022年06月01日 Posted by みるいず at 11:57Comments(0)電気自動車設備紹介SDGs

EVあるある(2)

『EV車のバッテリーを少しでも長持ちさせるには
 こういう乗り方をするといいですよー』
というノウハウを、複数回に分けて
紹介する連載コラム、“EVあるある”その2です。
前回に引き続き、スマホの充電などにも役に立つお話なので
どうぞお読みくださいね。



EVあるあるその2.バッテリーを放置しない。


使わないバッテリーを長持ちさせるには、どこかに
そのまま保管しておけばいいの?というと、実はそれもNGなんですね。

実は。
充電池は放置してしまうと、満タンになっても充電し続けてしまう過充電
電気が空っぽになってしまう過放電を起こしやすくなります。
どちらも充電池の寿命を縮めてしまいますので、あまり使わない時でも
こまめに電源を入れるようにしましょう。

ちなみにスマホのバッテリーでも、使わないで長期間保管する場合は
電池切れの状態や満充電の状態を避けて
半分くらいの残量まで充電してから、保管するのが良いようです。
ただしその場合も、ちょくちょく電源は入れてくださいね。

ミルイラ正面

参考サイト
  


2022年05月11日 Posted by みるいず at 11:38Comments(0)電気自動車

EVあるある(1)

2009年7月に超小型電気自動車Miluiraを車輛登録し、
以来10年以上にわたって、同車の実用走行を積み重ねてきた
(株)Takayanagi

今年に入り、電気自動車をめぐる動きもさらに盛んになってきたようですし
長きにわたって、実際にピュアEVを使ってきた私共の経験から
『電気自動車のバッテリーを少しでも長持ちさせるには
 こういう乗り方をするといいですよー』
というノウハウを
“EVあるある”シリーズと題して、複数回にわたって書いてみようと思います。

ピュアEVにすでに乗っていらっしゃる、または
これから乗り換えようと考えている方々はもちろんのこと、
スマホの充電などにも役に立つお話として、参考にしていただけると
嬉しいですね。



EVあるあるその1.基本的に毎日使う。


 バッテリーは“内部で化学反応を起こして電気を蓄えておくもの”ですが
あまり使わないでおくと逆に、化学反応を起こす力が弱まってしまいますね。

本来、どんな充電池にもメーカーが保証する
充電・放電の繰り返し回数(サイクルといいます)がありますので
やたらと充電回数が増えてしまう使い方というのは、お勧めしないのですが、
こまめに使って、ある程度まで減ったら
また、こまめに充電してという乗り方のほうが、やはり
バッテリーにやさしい使用方法と言えそうです。おすまし

Miluira正面


  


2022年05月02日 Posted by みるいず at 06:00Comments(0)電気自動車

日本と世界の電気自動車事情(5) 国内メーカーの動き

先日、こちらのブログ
昨年末の、トヨタ自動車 豊田章男社長による
2030年には世界で30車種のEVを投入し、EVの新車販売台数を
350万台にするという新たな計画を打ち出しました。
というニュースを取り上げました。

…で。
この発表は、国内の他自動車メーカーに
どのような動きをもたらすのでしょうか?というのが、今回のテーマです。車




ちなみに現在の主なピュアEVの国産車種としては、日産リーフホンダe
マツダMX-30 EVレクサスUX300e、といったところなのですが。

実はトヨタの動きを追うように、昨年11月末から12月下旬にかけて、
(これまでEVを出していなかった)ダイハツスズキからも
2025年までに軽自動車の電気自動車(EV)を国のなど補助金を活用して、実質負担額100万円台で販売する
という発表がありましたし
日産やスバル、三菱からもEVに関する発表がありました。

2022年は電気自動車にとって、大きな動きのある年といっても、過言ではなさそうですね。




さて。
まさに小型電気自動車元年と呼べそうな2022年。

超小型電気自動車「Miluira(ミルイラ)」を2009年7月に登録し、
以来12年以上にわたって実用走行を積み重ねてきた
私共(株)Takayanagiとしましても
地域におけるピュアEVのパイオニア的企業として
これまで積み重ねてきた技術と知恵を開花させる年になりそうです。ナイス

情報引用元

  


2022年01月14日 Posted by みるいず at 11:59Comments(0)電気自動車事業内容ものづくり

日本と世界の電気自動車事情(4) トヨタの新たな計画

これまで、連載『日本と世界の電気自動車事情』の中で
「国産車では、電気自動車というとハイブリッド車ばかりで
 いわゆる“ピュアEV”は、ほんとに少ないんだなー」とか
「海外では、ハイブリッド車も含めた規制が始まっている国もあるのに
 日本車はこの先も、世界で通用するのかしら?」なんて
いらぬ心配をしていた訳なのですが。

実は先日(2021年12月14日)に、トヨタ自動車の豊田章男社長が
東京都内で会見を開き、
> 2030年には世界で30車種のEVを投入し、EVの新車販売台数を
> 350万台にするという新たな計画を打ち出しました。
と、報じられました

NHKニュース画面キャプチャ

実はこれ、かなりのビッグニュースだと私は捉えています。

なにしろ日本で売れている国産電動車の中で、ピュアEV+FCV(燃料電池車)の
占める割合は、現状わずか1%ほど

そんな“ハイブリッド車ひとり勝ち”の国産電気自動車業界にあって
大きな一翼を担っていたトヨタ自動車の
今回の一大方針転換ともいえる発表は、業界を中心に話題になっています、
という訳です。

新興勢力であるテスラ社が、電気自動車の世界販売台数でトップにのし上がり
それに対抗する形で、中国が安価な電気自動車を量産し始め
トヨタと世界販売台数でしのぎを削るフォルクスワーゲン社が
EVやデジタル技術に対して、巨額の投資を発表するなど
大きく動いている世界のEV業界にあって
これまで、ハイブリッド車を中心に動いてきたトヨタ自動車が
いよいよその重い腰を上げた、という見方もあるようですね。

トヨタの“ハイブリッド車一辺倒”からの、“ピュアEVへの方針転換”が
時代の趨勢(すうせい)を物語っている、と言えるのではないでしょうか。


情報引用元

   


2021年12月24日 Posted by みるいず at 11:40Comments(0)電気自動車

日本と世界の電気自動車事情(3) 日本における電動車販売台数

この連載では今までに、
  • 日本では2035年までに、新車販売で電動車100%の実現を目指している
    (ただし電動車にはハイブリッド車も含まれる)
ですとか
  • 海外では、ハイブリッド車も規制の対象にしようとしている国や地域も
    いくつか見受けられる
といったお話を書いてきました。

そこで今回は。
ハイブリッド(PV・PHV)車と、ピュアEV&FCVをきちんと分けた上で
日本国内における電動車の販売台数は今、どうなっているのか?
今年1月12日に掲載された、日刊自動車新聞『2020年1~12月の
電動車販売台数(乗用車)のデータを基に、電動車の比率を見てみましょう。

◇◆◇◇◆

日本自動車会議所のサイトによると
昨年販売された乗用車(軽自動車を含む)全体のうち、
ハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)等の電動車の販売比率は36.2%
新たに販売された乗用車のうち、3割以上は電動車ということですから
これは、まあまあ良い数字と言えるかもしれません。

ただ。データを細かく見ていくと

2020年1~12月 電動車販売台数(乗用車)

昨年の電動車販売総数1,377,641台(軽自動車も含む)のうち
輸入車他42,419台を除いた国産車が、1,377,641-42,419=1,335,222台
そのうちEV(14,604台)と燃料電池車FCV(761台)の合計は15,365台

つまり昨年販売された国産の電動車の中で
今後、海外の様々な国や地域で規制の対象になる可能性が高い
ハイブリッド(HV・PHV)車が、昨年の販売総数の大部分を占めており
ガソリン不要で走れるクルマはまだ1%ほど、という
オドロキの結果が読み取れるわけですね。

2020年1~12月 電動車販売比率グラフ(乗用車)


参考サイト
  


2021年10月29日 Posted by みるいず at 14:49Comments(0)電気自動車ものづくり

日本と世界の電気自動車事情(2) 海外の乗用車電動化への動き

前回。このブログ
  • 日本では『2035年までに、新車販売で電動車100%』という目標が
    掲げられた
  • 日本で言うところの"電動車"には電気自動車(ピュアEV)だけではなく、
    ハイブリッド車や燃料電池自動車(FCV)も含まれている
という記事を載せました。

これからの自動車はどうなるの?を知るためには、国内だけじゃなく
世界各国にいま、クルマの電動化に向けてどのような動きがあるのかを
まず知っておいた方が良さそうですね。

そこで連載の第二回は、世界各国における
クルマの電動化に向けての動きについて、です。

◇◆◇◇◆

経済産業省のサイトで公開されている
第30回 総合資源エネルギー調査会 省エネルギー・新エネルギー分科会
省エネルギー小委員会
の開催資料、
『2050年カーボンニュートラルの実現に向けた需要側の取組』
(2021年2月19日)
から一部(88ページめ)を抜粋すると

2050年カーボンニュートラルの実現に向けた需要側の取組 資源エネルギー庁/(参考)各国の電動化政策(乗用車)

各国の乗用車における電動化政策(参考)としては
それぞれ義務化にまで踏み切っている国は少ないものの
  • 英国:2030年内燃機関車販売禁止 ※ハイブリッドは2035年販売禁止
  • フランス:2040年内燃機関車販売禁止 ※ハイブリッドの扱い非公表
  • 中国:国の目標はなし ※自動車エンジニア学会:2035年全車電動化
    (HEV50%、BEV・PHEV・FCEV50%)を発表
  • ドイツ:国の目標はなし※連邦参議院:2030年内燃機関車販売禁止を決議
  • 米国:国の目標はなし※カリフォルニア州知事:2035年BEV・FCEV100%

これらを見ると、ハイブリッド車も含めた“電動車”として扱う日本と違って
イギリスやドイツ、そしてアメリカのカリフォルニア州のように
近い将来、ハイブリッド車も販売禁止の目標に掲げている
国が少なくない、というのがわかりますね。
(ちなみにBEVはバッテリー式電動自動車のこと、そして
 内燃機関車はエンジンで走るクルマのこと。ただしこの内燃機関車には
 ハイブリッド車も含まれることが多いようです。)

その他にもノルウェー、スウェーデン、オランダ、スペイン、アイルランド、
アイスランド、スロベニア、イスラエル、コスタリカ、香港など
いずれも2030~2040年を目標に、ガソリン車&ディーゼル車を
販売禁止にする動きがあるようです。

さて。
今後、外国産のEV車が日本の道路をびゅんびゅんと走っている、という
事態にはならないのか、日本のクルマはこれからも海外の市場で
生き残っていけるのか、そういった日本車の将来を考えると
現在“ハイブリッド車王国”といっても過言ではない日本ですが
100%電動のEV車が今、どれくらい売れているのかも気になるところです。

次回は、最新の電動車販売台数データを見ながら
今、日本ではどのくらい電動車が売れているのか、
そのあたりをお話ししたいと思います。

※以下のサイトから、データを引用させていただきました。
  


2021年10月18日 Posted by みるいず at 11:19Comments(0)電気自動車

日本と世界の電気自動車事情(1) HVとPHVとEV

令和3年1月の、内閣総理大臣の施政方針演説にも
2035年までに、新車販売で
電動車100%を実現いたします』
との文言があり、
この先15年ほどで、大急ぎで普及が後押しされそうな電気自動車。

施政方針演説

「今のガソリン車はいつまで乗れるの?」とか「ガソリンスタンドは
なくなっちゃうの?」とかは、やはり気になるところですね。

そこで。
2009年7月に車輛登録し、以来10年以上にわたって
超小型電気自動車Miluiraの実用走行を積み重ねてきた
(株)Takayanagiの視点から、現在の国内外の電気自動車を取り巻く状況を
できるだけかみ砕いた形で連載していきます。

第一回、まずは電気自動車の種類についてのお話から。

◇◆◇◇◆

たとえば、施政方針演説の“電動車”という表現ですが
ひとくちに電動車と言っても、純粋に電気のみで走るタイプと
ガソリンと併用して走るタイプとの両方をひとくくりにされることも多く、
今回の場合は、少しでも動力に電気を使っていれば
電動車と呼んでいるようです。

もし将来的に、自分の周りにガソリンスタンドが無くなってしまうとしたら
ガソリンと併用して走るタイプのクルマもアウト、ですね。
このへんをごっちゃに考えてしまうと、この先困ってしまう方も
いるかもしれませんので、この連載では
最初にきちんと区別して、説明をしておきましょう。

今回の演説で想定されている電動車は、以下の4種類。
  • HV(ハイブリッド)
    基本的にはガソリンで走り、その余った力を電気として蓄えて
    燃費を向上させるための補助としている。コンセントからの充電はできない。

  • PHV(プラグインハイブリッド)
    ひとことで言うと、コンセントからの充電が可能になったハイブリッド車。
    電気をメインの動力源とし、エンジンはどちらかというと補助に使われる。

  • EV(エレクトリック・ビークル:電気自動車)
    100%、電気のみで走るクルマ。今後公共設備として設置される
    充電スタンドや家庭用のコンセントから充電する。
    他の電気自動車に対してピュアEV、とも呼ばれる。

  • FCV(燃料電池自動車)
    水素等を燃料とした燃料電池で走り、外部からは充電ができない電気自動車。充電ではなく、専用のステーションから水素を補充する。

…いかがでしょうか?
日本では、これら4種類をすべて“電動車”として扱うようですが
たとえばイギリスでは、“2035年までにハイブリッド車も禁止”というふうに
将来的にはEVとFCV以外は禁止!という国もあるようです。

実は日本では、上に解説した電動車のうち
将来、世界的な移行が予想されるEV車については
生産台数がぐっと少なかったりするんですね。
そのあたりのことも、今後の連載で触れてみたいと思います。

ちなみに。
ウチ超小型電気自動車Miluiraは、100%電気のみで走行しますので
純国産のピュアEVですよー。(^^)/

参考サイト

  


2021年10月06日 Posted by みるいず at 15:29Comments(0)電気自動車

Miluira、ただいま充電中。

今回は、弊社製の超小型電気自動車Miluiraの充電しているところを
撮ってみました。

Miluira充電中(前方向から)

実はこのMiluiraも、2009年7月に可動し始めて早12年

この超小型ピュアEVを、もし自分がふだん使いするとしたら
『電気代はどのくらいかかるの?』とか『フル充電でどれくらい走るの?』
といったところが、気になったりしません?

なので、ここで改めて
ふだんの足として、10年以上にわたって通勤に使ってきたことでわかる
Miluiraの実用面について、データで検証してみました。

Miluira充電中(拡大)
  1. 満充電にかかる電気代
    Miluiraに搭載されている鉛蓄電池は、電力量(容量)が4.3kWhのもの。
     (kWh:キロワットアワーと読みます。何kW(キロワット)の電力を
     何時間(hour)出力できるかという値ですね。)

    電気料金に換算すると、1kWhあたり25円として
    満充電で、4.3kWh×25円=107.5円 となります。

  2. 満充電での走行距離と1㎞走行あたりの電気代
    ふだんの通勤1往復(7.5km)で、このうちの15%を消費しますので
    満充電の状態での走行距離は、約50km(7.5km÷15%)となります。
    1kmあたりの電気料金は、107.5円÷50km=2.14円ですね。

  3. 消費電力
    1km走行した場合の消費電力を計算してみると
    (4.3kW×15%)÷7.5km=0.086kW(=86W)

    これを時速30㎞で走ったとすると、1時間あたり
    86W÷(30㎞÷7.5km)=344Whとなる訳ですが
    この値は、たとえば1000Wのドライヤーと比較する
    ドライヤーの消費電力、1時間あたり1000Whよりも
    Miluiraの消費電力はとても低い、と言えるんですね。

  4. 充電について
    Miluiraを通勤に使った場合
    電池容量が50%になったタイミングに充電しており、
    だいたい3~4日に1回のペース。
    充電にかかる時間は約8時間(200Vの場合、100Vだと約14時間)です。


…いかがでしょうか。

車そのものが高額で、まだまだハードルの高い電気自動車ですが
1㎞あたりの金額が2.14円と考えると、クルマ本体の価格がもう少し
安くなれば、長く走っているうちに元が取れちゃいそうです。

あとは充電できる場所がもっと増えれば、実用化にも弾みがつきそうですね。(^^♪
  


2021年07月28日 Posted by みるいず at 16:53Comments(0)電気自動車

無から有を生み出す仕事(7)。

前回まで、6話にわたってお送りしてきた"無から有を生み出す仕事"の
シリーズもいよいよ今回の話でひと区切り。第7話となります。

これまでのお話の中で
実機を作るためのベースとなるマスターデータをまとめて
さらにそのデータを基に、NC加工機(コンピュータ制御で動く工作機械)
アルミ製の部品や、その他の部品の基となる木型を削り出す、という作業まで
ご説明してきました。

アルミホイール

実はその他にも、Miluiraには外観の美しい曲線を作り出し
さらに本体の軽量化も図れる、ABSなどの樹脂製部品も
多く使われています。

はい。そこで以前にもご紹介した
> プラスチックや樹脂のプレートを加熱して柔らかくしてから
> 内側から空気を吸い出して、真空状態を作り出すことで
> 型に密着させ、思い通りの形に成型することができる装置
真空成型機の出番ですね。

フロントグリルの真空成品

すべてのパーツがそろったら、いよいよこれで
実機の組み立て、となります。

Miluira実機

◇◆◇

さて。
長きにわたって『無から有を生み出す仕事』というテーマで
Miluiraが形になるまでをお送りしてきた訳ですが、いかがだったでしょうか。

ここまで、長文ではありましたが
それまで世の中になかった物をカタチにできる
私共の仕事が、みなさんに伝わると嬉しいですね。  


2021年05月24日 Posted by みるいず at 17:43Comments(0)電気自動車ものづくり